サマリウムコバルト磁石
サマリウムコバルト磁石は、サマリウムとコバルトを主成分とした焼結品で、ネオジム磁石に次ぐ強い磁力を持つ反面機械的強度が低く割れやすい性質を持っています。
温度特性はネオジム磁石より良好で錆にも強い特性を持っています。
サマリウムコバルト磁石の歴史
1960年後半に米空軍材料研究所でサマリウムコバルト磁石SmCo5(1-5系)が発明されました。その後、日本国内ではサマリウムコバルト磁石の能力向上をめぐる開発競争が起こり、1974年当時の松下電器産業が銅(Cu)を含有させた微細構造を有する磁石で高保磁力化の可能性を発表しました。その後、東北大学の研究を受け継いだTDKが、1976年に複合組成系のサマリウムコバルト磁石Sm2Co17(2-17系)で30MGOeという高性能磁石の工業化に成功しました。
サマリウムコバルト磁石の特徴、特性
サマリウムコバルト磁石は、レアメタルのサマリウムとコバルトを主成分として構成されている希土類磁石で、略してサマコバ磁石やコバルト磁石と呼ばれることもあります。組成比の異なるSmCo5(1-5系)とSm2Co17(2-17系)があり、ネオジムに次ぐ磁力を持ちます。磁性がなくなるキュリー温度は約700―800℃と非常に高く、最大で350℃程度までの環境でも使用できます。
サマリウムコバルト磁石の使用用途
温度特性が優れ安定していることから、高温下で使用される製品や高い信頼性を求められる各種メーター、計測用の磁気センサー、音響関係、マグネットカップリングなどに使用されています。
製品情報
丸型サマリウムコバルト磁石
単位mm
商品コード | 寸法 | 備考 |
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Φ×t | ||
COB22 | Φ2×2 | 詳細はこちら |
COB23 | Φ2×3 | 詳細はこちら |
COB315 | Φ3×1.5 | 詳細はこちら |
COB32 | Φ3×2 | 詳細はこちら |
COB33 | Φ3×3 | 詳細はこちら |
COB41 | Φ4×1 | 詳細はこちら |
COB42 | Φ4×2 | 詳細はこちら |
COB43 | Φ4×3 | 詳細はこちら |
COB44 | Φ4×4 | 詳細はこちら |
COB45 | Φ4×5 | 詳細はこちら |
COB452 | Φ4.5×2 | 詳細はこちら |
COBNW53 | Φ5×3 | 詳細はこちら |
COB54 | Φ5×4 | 詳細はこちら |
COB55 | Φ5×5 | 詳細はこちら |
COB63 | Φ6×3 | 詳細はこちら |
COB635 | Φ6×3.5 | 詳細はこちら |
COB65 | Φ6×5 | 詳細はこちら |
COB655 | Φ6×5.5 | 詳細はこちら |
COB735 | Φ7×3.5 | 詳細はこちら |
COB7535 | Φ7.5×3.5 | 詳細はこちら |
COB83 | Φ8×3 | 詳細はこちら |
COB103 | Φ10×3 | 詳細はこちら |
COB105 | Φ10×5 | 詳細はこちら |
COB1010 | Φ10×10 | 詳細はこちら |
COB12515 | Φ12.5×1.5 | 詳細はこちら |
COB1515 | Φ15×1.5 | 詳細はこちら |
COB155 | Φ15×5 | 詳細はこちら |
COB2510 | Φ25×10 | 詳細はこちら |